mid4pan2 マニュアル

何をするツール?

『mid4pan2(みでぃふぉーぱんぱん)』は、ぱんぱんミュージック(http://pan2music.net/)用の譜面データファイル(*.jam)を作成するためのツールです。

とはいえ、譜面データファイル(以下、jamファイルと呼びます)を直接作れるわけではなく、ぱんぱんミュージックにて公開されているツール『MID2JAM』用のmidiファイルを作成するところまでが mid4pan2 の役目です。

MIDI シーケンサを使えば MID2JAM 用のmidiファイルを作ることはできますが、やれることが多すぎて結構戸惑います。
ということで、jamファイル作成に必要な機能だけに絞ったのが mid4pan2 なのです。

必要なもの

インストール/アップグレード/アンインストール

インストールは、ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに解凍するだけです。なお、mid4pan2の動作には mml2mid.exe が必要になります。mid4pan2.exe と同じ場所に mml2mid.exe を置くようにしてください。

アップグレードは、新しいバージョンのmid4pan2.exeで上書きするだけです。

アンインストールは、解凍されたファイルを削除するだけです(mid4pan2はレジストリを使用していません)。

jamファイル作成の流れ

  1. mid4pan2.exe を実行する
  2. 譜面の元になる音楽ファイルを指定する
  3. 音楽ファイルのテンポを指定する
  4. 音楽ファイルを再生したり停止したりしながら、譜面を作る
  5. 譜面ができあがったら、MID2JAM用のmidiファイルを出力する
  6. ↑で出力したmidiファイルを、MID2JAMでjamファイルに変換する
  7. mid4pan2でプロジェクトを保存して、mid4pan2を終了する

作ってみよう

mid4pan2.exe を実行すると、こんな画面が表示されます。

まずは、譜面の元になる音楽ファイルを指定します。[ファイル]メニューから[MP3を指定する(M)]をクリックしてください。

MP3ファイルが正しく開けた場合、画面下の白かった部分にマス目が表示されます。ここ(以下、編集エリアと呼びます)で譜面を編集します。

必要に応じて、開いた曲のテンポを変更します。

では、[再生]ボタンを押して曲を再生してみましょう。曲に合わせて編集エリアが動きます。[停止]ボタンで曲の再生が止まり、[巻戻し]ボタンで曲の最初に戻ります。また、編集エリアのスクロールバーを動かすと、曲の再生位置が変わります。

編集エリアをクリックすると、クリックした部分の色が変わります。ピンク色の部分が、ぱんぱんミュージックでキーを押す場所になります。

また、キーボードで譜面を編集することもできます。1234QWERASDFZXCVの各キー(↓の画像参照)を押すと、一番左の列のキーに応じた行がピンクになったり戻ったりします。この機能は演奏中でも使えるので、にこにこコースやみみコピコースのように演奏にあわせてキーボードをたたくだけでそれっぽい譜面が作れます。ただし、精度は今ひとつなのであまり信用しすぎないが吉です。

…ということで、曲を再生したり停止したりしながら、譜面を作成していきます。
譜面が完成したら、MID2JAM用のmidiファイルを出力しましょう。[ファイル]メニューから[MID2JAM用midiファイルの出力(I)]をクリックしてください。

適当な場所・名前のmidiファイルを指定します。

これでMID2JAM用のmidiファイルができました。あとはこのファイルをjamファイルに変換するだけです。MID2JAMを起動して、できあがったmidiファイルを選択します。変換モードは[拡張]を選択して[コンバート開始]を押すと、めでたくjamファイルのできあがりです!

さて、jamファイルができあがったらもうmid4pan2は用済みですが、今編集した譜面をまたあとで手直ししたくなることもあるかもしれません。そんなときは、[ファイル]メニューから[プロジェクトの別名保存]をクリックして、譜面データ等をプロジェクトとして保存しておきます。

保存したプロジェクトは、[ファイル]メニューの[プロジェクトを開く]で開いて再編集することができます。

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